伝説のアナログシンセKORG PS-3300復活!新機能を搭載して現代に蘇る

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“幻のアナログシンセサイザー”と謳われるPS-3300が復活

 KORGが、1977年から1981年までの5年間に約50台のみ製造されたという、希少なアナログシンセサイザーPS-3300(オープンプライス)を復刻リリースする。本体と鍵盤ユニットを収納できるキャスター付きハードケースが付属し、発売は6月ごろを予定している。

 オリジナルPS-3300の開発者である三枝文夫氏の監修のもとに復刻されたPS-3300は、オリジナルデザインに忠実でありながら、現代的な機能を強化。オリジナルのPS-3300にはなかった256プログラムスロット(16バンク×16プログラム)のメモリー機能を搭載し、USB/MIDI端子を装備。コンピューターや外部機器との連携が可能となった。また専用のライブラリアン・ソフトウェアによってプログラムの管理も行える。

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3台のモジュラーユニット(PSU-3301)で構成されたPS-3300

 PS-3300は、3台のモジュラーユニット(PSU-3301)とミキサー&ユーティリティーセクション(PSU-3302)で構成されている。各PSU-3301ユニットは、12個のマイクロチューニングノブを装備。VCO、VCF、VCA、EGに加え2つのLFO、3つの電圧制御可能なバンドパスフィルターなども搭載している。

 3台のPSU-3301はそれぞれ独立したレイヤーとして動作し、これらのバランスを右側に配置したモジュラーユニット(PSU-3302)で調整する。このユニットにはコントロール信号を階段状に変換するサンプル&ホールド機能、PS-3300全体をコントロールするEG(GEG)、電圧の変化幅や位相を調整するボルテージプロセッサー、信号を分配するジャンクション端子などを装備する。

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PS-3300に付属するキーボードユニット、PS-3010。S-3010は、オリジナルのPS-3300では別売オプションだったが、今回の復刻版では本体に同梱されている。また48鍵から49鍵に拡張された

 

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