ARTURIA Pigmentsがバージョン6へアップグレード 〜ボコーダーやモジュラーエンジンなどを追加

ARTURIA Pigments 6

 ArturiaのソフトシンセPigments(オープンプライス)が、最新バージョン「Pigments 6」にアップグレード。Pigments 5のユーザーは、無償でアップグレードができる。

 「Pigments 6」は、衝突や摩擦をシミュレーション可能なビーム・レゾネーターやストリング・レゾネーターを物理モデリングできるモジュラーエンジンを導入。これにより、さらに多様なハイブリッドシンセシスを実現できるという。

 また新しく追加されたフィルターでは、アナログ時代をほうふつさせるMultimode V2、クランチーな音色表現に適したローファイフィルターなどが利用可能。さらに新たに搭載されたボコーダーエフェクトでは、外部入力信号のモジュレーションや内部信号へのボコーダー処理ができるようになった。

filter_vocoder

左:フィルターのメニュー画面、右:ボコーダーの設定画面

 モジュレーターもアップデートされ、ボイスごとに異なるモジュレーションを割り当てたり、オーディオ波形に追従するエンベロープなどが利用が可能に。またグラニュラーシンセシスも刷新され、再生中のサンプルをタイムストレッチしたり、各ノートのグレイン再生をランダム化することができるようになった。

 さらに、ドラッグ&ドロップでモジュレーションをアサインできるQuickEdit V2の導入、そのほかユーザーインターフェースの改善も施されている。

モジュレーター、QuickEdit V2、グラニュラーシンセシス

左からモジュレーター、QuickEdit V2、グラニュラーシンセシスの画面

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