XFER RECORDSが、ウェーブテーブルシンセのソフト音源SERUMのアップデート版、SERUM 2をリリースした。5月31日(土)まで、イントロ価格の28,237円(現地定価 189ドル)で購入可能。6月1日(日)以降は、現地定価の249ドルへ変更となる。既にSERUMを所有しているユーザーは、無償でSERUM 2へアップデート可能だ。Mac/Windowsに対応し、AAX/AU/VST2/VST3に準拠する。
SERUM 2の拡張されたサウンドエンジンは、波形をモーフィングして複雑なサウンドを作成する“ウェーブテーブル”、独自のオーディオファイルを読み込み操作する“サンプル”、周波数を直接操作して音を形成する“スペクトル”、小さな音の断片を使って変化するテクスチャーを作成可能な“グラニュラー”、詳細なサンプル音源を操作する“マルチサンプル”、の計5つのモードを備える。3つの主要なオシレーターをそれぞれのモードで動作させることが可能だ。
アナログスタイルから、エフェクティブなデザインまで用意されたフィルターでサウンドの周波数を調整可能。さらに、各オシレーターの音をさまざまなエフェクトやフィルターに送り、複雑なレイヤーサウンドを作成できる。また、エフェクトを任意の順序で配置し、複数の独立したバスで並列処理することもできる仕様になっている。
サウンド作成のさまざまな側面を、リアルタイムで視覚化しているのも特徴。コントロールシステムは、実際に聴いている音を確認できるように刷新されており、エンベロープやLFOに接続できるモジュレーションや、パターンやシーケンスを作成するための内蔵アルペジエーター、パターン作成のためのMIDIクリップシーケンサーを備えている。また、直感的なビジュアルツールを使用してサウンドを作成/編集する、ビジュアルエディターも搭載された。