ヤマハがI/OラックRシリーズの第3世代モデルとして消費電力や機能性が向上したRio3224-D3、Rio1608-D3を発表

 YAMAHAは、I/OラックRシリーズの第3世代モデルを発表した。ラインナップは、アナログ入力32系統/アナログ出力16系統/デジタルAES/EBU出力8系統を搭載するRio3224-D3(オープンプライス)、アナログ入力16系統/アナログ出力8系統を搭載するRio1608-D3(オープンプライス)の2モデル。2月頃の発売を予定している。

 Rio3224-D3とRio1608-D3は、既発のRシリーズの性能はそのままに、音質、機能性、エネルギー効率の面でアップデートされたモデルだ。同社のデジタルミキシングシステムRIVAGE PMシリーズ、およびデジタルミキシングコンソールDM7シリーズ、CLシリーズやQLシリーズと互換性を持つ。

 Rio3224-D3とRio1608-D3はDanteに対応。またDanteネットワークポートとは別に、システム監視とデバイス制御用のネットワークポートが用意されており、柔軟なシステム構築ができるという。

Rio3224-D3、Rio1608-D3のフロントパネル

写真上:Rio3224-D3のフロントパネル、同下:Rio1608-D3のフロントパネル

 両モデルは、フロントパネルにヘッドホン端子を備え、入出力をモニタリングするだけでなく、Danteの受信チャンネル末尾2つに割り当てられたオーディオソースの確認も可能だ。これにより複雑なネットワークを構築する際も、システムのトラブルシューティングがしやすくなるという。

Rio3224-D3、Rio1608-D3のリアパネル

写真上:Rio3224-D3のリアパネル、同下:Rio1608-D3のリアパネル

 両モデルとも、電源ユニットを2台搭載。片方の電源に問題が生じた際、もう片方の電源により稼働を続けることが可能だ。また、空冷経路が再設計されたことでファンノイズが低減し、静音性も向上した。

 さらに、I/OラックからDanteネットワークに送出される信号のトータルゲインを一定に保つゲインコンペンセーション機能を内蔵。コンソールからゲイン操作を行った際の意図しない音量変化をデジタル段で自動的に補正することが可能だ。

 

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