Nektar Technology Panorama CS12 〜Apple Logic Pro用のチャンネルストリップ・コントローラー

 Nektar Technologyより、Apple Logic Pro用のチャンネルストリップ・コントローラーPanorama CS12(81,400円)が登場。MacOS 11.5以降、Logic Pro 10.7.8以上に対応し、5V DC端子からの電源供給、またはUSBバスパワーで駆動する。

【2025年1月8日付記】Steinberg Cubase/Nuendoにも対応するアップデートを発表。Steinbergプラグイン、または対応するVST/VST3のコントロールも可能となりました。


 Panorama CS12は、Logic Pro上のチャンネルストリップ・パラメーターが操作可能なコントローラー。DAW上のさまざまな操作をフィジカルボタンでオペレートでき、快適なワークフローを実現するとのこと。また今後のアップデートで新機能の追加やLogic Pro以外のDAWへの対応などが予定されている。

 パラメーターのマッピング方法は、Shiftボタンを押しながらプラグインのパラメーターを動かし、希望のコントローラを操作するだけ。またLogic Pro内蔵プラグインのパラーメーターはすでに割り当てが本体に保存されているため、Panorama CS12をMacと接続するだけですぐに使用することができる。

 Panorama CS12は、1基の100mm ALPS製モーターフェーダー、13個のRGB LED照明付き多回転ポテンショメータなど、多くのフィジカルボタンを備えており、Fineボタンを有効にすることで、フェーダーとポテンショメータを最高14ビットの解像度に上げて細かく調節が可能だ。

Panorama CS12

Panorama CS12を操作している様子。5V DC端子からの電源供給、またはUSBバスパワーで駆動する

 またLogic Pro上で編集可能なオートメーションは、すべてPanorama CS12で制御が可能。さらにオートメーション機能のSingle Pointは、タイムライン上の現在の再生位置に1つのオートメーションポイントを挿入し、その値をモーターフェーダーで調整できる機能。これはLogic Proが停止している状態でも再生中でも使用可能で、必要最低限のオートメーションポイントのみを作成するため、タイムライン上での編集が簡単になりデータ密集による煩雑さを解決することができる。

 付属する専用ソフトNektarineを使って操作の割り当ての保存と最適化も可能。同社のControlCoreマッピングシステムにより、パラメーターの割り当て情報は個別のファイルとして保存されるため、設定の移植もスムーズに行えるとのこと。

Nektarine操作画面

Nektarineの操作画面、 UAD API Vision Channel Stripのパラメーターをマッピングしている様子

 

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