teenage engineeringから、シーケンサー/サンプラーを備えたワークステーションタイプのシンセサイザーOP-XY(398,000円)がリリースされた。MIオンラインストアでは、予約注文が開始されている。
筐体デザインをOP-1 field、作曲のコンセプトをOP-Zから継承したOP-XYは、サンプラーやシーケンサーなどさまざまな機能を備えながらもポータブルで持ち運びやすく、どこでも作曲ができる小型のシンセサイザーに進化したとのこと。
コード進行が直感的に作成可能なbrain機能を搭載
コード進行支援機能のbrainでは、直感的にコード進行が作成可能。さらに自動で移調できる機能も備わっており、作曲時のインスピレーションを与えてくれるという。
8つのシンセエンジンと、8つのAUXトラックを内蔵
OP-XYには、外部シンセサイザーやモジュラーシステムなどをコントロールできる8つのシンセエンジンと8つのAUXトラックが備えられており、これらのトラックに内蔵エフェクトを追加することが可能。
OP-XYは64ステップのシーケンサーも搭載し、2オクターブのキーボードと、24音ポリフォニック演奏に対応。さらに、処理能力に優れたデュアルCPUを内蔵し、スムーズなワークフローを実現しているという。また保存できるプロジェクトは、数千以上に及ぶ。
リアルタイム操作を可能にする加速度センサーと感圧式ピッチベンドを搭載
OP-XYには加速度センサーが搭載されており、本体を動かしてさまざまな操作をすることが可能となっている。さらに、本体左下の感圧式ピッチベンドを使用すれば、音色にモジュレーションを加えることもできる。内蔵のpunch-in FXライブラリを用いれば、リアルタイムでシーケンスに変化を加え、リズムに奥行きを与えることができるという。そのほか、OP-XYには瞬時にサンプリングができる内蔵マイクも装備されている。
OP-1 fieldを踏襲したデザインを採用
OP-XYは筐体にアルマイト処理が施され、マットブラックに仕上げられている。またOP-1 fieldと同じ寸法を持ち、80×222pxの高解像度IPS TFTディスプレイを採用。筐体の中央にはシーケンスを表すグラデーションが施されており、グレースケールのグラフィックが確認できる仕様となっている。さらに重要なファンクションキーにはLEDが搭載されており、操作時の視認性も確保されている。