LAB.GRUPPENから、わずか1Uサイズで計4,800Wの出力を持つDSP搭載2chパワーアンプIPX 4800(363,000円)がリリースされた。
IPXシリーズはIDEEA (IntelliDrive Energy Efficient Amplifier) テクノロジーによって、主電源の低消費電力化を実現。企業のAVシステムなどの常設設備はもちろん、ライブPAでのスムーズなセットアップなどにも使うことができるパワーアンプだ。
IPX 4800はシリーズでも最大出力を誇り、各チャンネル2,400W(2Ω、4Ω)、1,200W(8Ω)のハイパワーを、8.4kgの軽量なボディで実現する。
入力にはアナログとAES/EBUを標準装備。デジタルドメインでのサンプルレート変換機能が搭載されているため、DA/AD変換をしないでさまざまなシステムと接続することができる。また、AES/EBU入力はアナログへの自動フェイルオーバーを設定することができ、冗長化が可能だ。
内蔵DSPでは、FIRを含むフィルター/パラメトリックEQ、クロスオーバー、入力/出力のディレイ(最大2,000ms)、入力信号4chのミキシングが行える。すべての設定パラメータはフロントパネルからアクセス可能。チャンネルごとのミュートボタンも用意されており、ユーザープリセットを最大50個まで本体に保存できる。
さらに、直感的で高速なユーザーインターフェースを備えたソフトウェア、IPX Controller(Windows/Mac/iPad)からのネットワーク制御に対応。ネットワーク上で監視とコントロールが行え、複数のアンプをグループ化してコントロールすることもできる。さらにソフトウェア制御のSpeaker Protect Limiterによって、スピーカーシステムを保護する。