IK、iLoud Micro Monitor Pro 〜人気モニターが自動音響補正対応などパワーアップ

iLoud Micro Monitor Pro with X-MONITOR   

 IK Multimediaは、コンパクトモニターiLoud Micro Monitorをベースに、ARC音響補正に対応しパワーアップしたiLoud Micro Monitor Proを発表。9月26日(木)発売で、受注がスタートしている。

 2016年に発売開始したiLoud Micro Monitorは、サイズから想像できないようなサウンドでロングセラーを続けているモデル。iLoud Micro Monitorのコンセプトはそのままに、新しいドライバー、リニアフェイズ・クロスオーバー、ARC音場補正機能、
X-MONITORへの対応など iLoud上位モデルの機能を導入。より正確なサウンドを実現している。

ペアにはARC MEMSマイクが付属 1本単位でも販売

iLoud Micro Monitor Pro Pair

iLoud Micro Monitor Pro Pair

 ペアパッケージのiLoud Micro Monitor Pro Pair(通常価格96,800円)にはARC測定用MEMSマイクが付属。発売を記念して、iLoudモニター製品(iLoud、iLoud Micro Monitor、iLoud MTM、iLoud MTM MKII、iLoud Precision 5/6/MTM)、ARC Studioの登録ユーザーは、2024年11月30日(土)まで9,900円引きで購入が可能なキャンペーンが実施される(実施店舗限定)。

iLoud Micro Monitor Pro Single

iLoud Micro Monitor Pro Single

 また、1台単位でのiLoud Micro Monitor Pro Single(48,400円)も発売、こちらはARC測定用MEMSマイクロフォンが付属しない。

パワーアンプやユニットも刷新

iLoud Micro Monitor Pro Front/Rear

 iLoud Micro Monitor Proは3インチのセルロース樹脂含有カスタムメイド・ミッドウーファーと、1インチのシルクドームツィーターを搭載。バックパックにも収まる従来のコンパクトサイズを維持しながら、1台あたり50W RMS(30W+20WクラスDバイアンプ)と、オリジナルのiLoud Micro Monitorの2倍のパワーを実現している。電源と音声入力が1本ごとに独立設計となったのもポイントだ。

 周波数特性は、50Hz~20kHz(±2dB)、42Hz~22 kHz(−10dB)。誇張や色付けのない透明で忠実なサウンドに加え、リニアフェイズ・クロスオーバーによるコヒーレントな時間特性、明瞭な音像と相まって、ミックスの細部、トランジェントも高精細にモニタリングできるという。

iLoud Micro Monitor Pro Rear

 加えて最新のARCキャリブレーション機能を内蔵。ARC MEMSマイク、コンピューター上で起動するX-MONITORと連動し、4ポイントの測定で部屋の特性を加味した音場補正が可能。信頼性の高いモニタリングを実現する。またリアパネルのCALボタンを長
押しすることで、コンピューターを使うことなく、1ポイントでの測定/解析/ルー
ム補正を適用することも可能となっている。

X-MONITOR

X-MONITOR

 なお、X-MONITOR には、スタジオ定番モニターの周波数と位相特性をエミュレー
トした「ボイス」も、20種類以上収録されている。

 iLoud Micro Monitor Proの底面には、折りたたみ可能な角度調整スタンド、マ
イクスタンド対応のネジ穴(3/8 インチ)が用意されており、さまざまなスタイルでの設置が可能。左右ペアだったiLoud Micro Monitorとは異なり電源と入力が独立したことで、本数を必要とするイマーシブ用モニタースピーカーとしても活用できるようになった。

 

製品情報

関連記事