SENNHEISERは、双方向性のコンパクトなRFコンデンサーマイク、MKH 8030(オープンプライス)を発表した。6月27日(木)より発売開始される。
高い耐久性と幅広い周波数特性を兼ね備えるMKH 8030
MKH 8030は、SENNHEISER MKH 8000シリーズに新たに追加されたRFコンデンサーマイクロフォン。現行のMKH 8020、MKH 8090、MKH 8040、MKH 8050、MKH 8060、MKH 8070と同じシリーズに属し、これらのサウンドと調和するように設計されている。また、双指向性の特性を生かし、これらのマイクとの組み合わせでMS方式、ダブルMS方式、Blumlein方式の録音に対応する。
MKH 8030は、特殊なRFコンデンサーと左右対称のカプセルを採用。この設計により、劣悪な気象条件下でも高い耐久性を保ち、広い周波数応答を実現するという。
MKH 8030は、同梱品としてフォーム・ウィンドシールドのMZW 8030、マイククランプのMZQ 8000、XLRモジュールのMZX 8000、マイクペアを作るためのRycote製バックトゥバック・クリップ2つが付属する。
製品仕様
- タイプ:RFコンデンサー
- 指向性:双指向
- 周波数特性:30Hz~50kHz
- 最大対音圧:139dB SPL
- 音圧感度:−31dB V/Pa(28m V/Pa)
- 外形寸法:21(φ)×93(H)mm(XLRモジュールを含む)
- 重量:30g、約70g(XLRモジュールを含む場合)
MKH 8030発表会
6月20日に開催された新製品発表会では、MKH 8030の解説のほか、エンジニアで洗足学園音楽大学教員の齋藤峻氏による事例紹介や音源試聴などが行われた。また、質疑応答の時間も設けられ、参加者からの多くの質問に齋藤氏が丁寧に回答。多くの来場者が熱心に耳を傾け、活発な議論が交わされるなど、発表会は大いに盛り上がった。