NAMM Show 2009レポート
SHUREのSMシリーズと言えばSM58、SM57といったダイナミック・マイクが有名ですが、このNAMMで発表されたのはコンデンサー・マイクSM27です。 シリーズ初のサイドアドレス型コンデンサー・マイク。単一指向のみのシンプルな作りです。価格は$460。まだまだ新…
BLUEというと、Bottleを筆頭に高級マイクのイメージが強いと思いますが、こんなものもあります。 iPod用ステレオ・コンデンサー・マイク。iPodのボイスメモ機能を使用して録音します。BLUE MikeyこちらはIcicleという、XLR/USBアダプター……という言い方が正…
インパルス・レスポンスを駆使して無線や電話の音に加工したり、いろいろな空間を再現したり……といったことができるプラグイン・エフェクト、AUDIO EASE Speakerphoneのバージョン2が発表されていました。 画面中央の朱色のキャビネットは……そう、SOLDANO! …
通好みのシンセ、OSC Oscarをソフト化したGFORCE Imposcarの新バージョン。実はNAMMの現地でこの存在に気がついたのは最終日でしたが、ディストリビューターであるM-AUDIOのブースには既にGFORCEのスタッフの方がいなくて詳細が分からないままでした。 ほど…
ALLEN&HEATH ZED R16については既に紹介していますが、総合ミキサー/コンソール・メーカーである同社にはほかにも新製品がありました。 その1つがPA用デジタル・コンソール、iLive-Tシリーズ。コンパクトなサーフェスとI/Oの組み合わせがポイントとなって…
フランスARTURIAは、ずっとハードウェア・シンセOriginに注力していた分、ソフト・シンセではMac OS X 10.5(Leopard)への対応が遅れていたりと気になる部分もあったのですが、このNAMMで久しぶりにソフト・シンセ分野での進展を伝えてくれました。 まずは…
ARTと言えばTube MPなどの真空管機材でおなじみです。新製品にももちろんありました。 2ch真空管マイクプリのPro MPA II(写真上)と、ADコンバーターを加えたDigital MPA II(同下)。従来のMPA Gold、Digital MPAと比較すると、M/Sエンコーダーが内蔵され…
サンレコ本誌の入稿作業で更新が止まっていましたが、3月号の発売(2/14)までNAMM関連の更新を続けたいと思います。 VESTAXは、コンピューターDJ関連の製品を多数出品していました。中でも注目を集めていたのはコントローラーのVCM-400。 HIROSHI WATANABE…
PIONEERは、1コマ1コマが別室として用意された2Fでブースを展開。周囲はほとんどピアノ・メーカーで比較的静かな環境の中、ここ(とDIGITECH)だけは暗め&にぎやかでした。展示では新しいヘッドフォンHDJ-2000をフィーチャー。 マグネシウム合金フレーム…
DENONからは新しいDJプレーヤーDN-S3700が登場です。 独自のモーター・プラッターを大型化してアナログさながらの操作感を実現。CDだけでなくUSBメモリーに収録したファイルの再生も可能な上、USB経由でDJソフトのコントロールにも対応と、あらゆるスタイル…
SE ELECTRONICSとルパート・ニーヴ氏とのコラボによるアクティブ・リボン・マイクを紹介しましたが、さらに同種のものを紹介していきましょう。 RCAのデッドストック・リボンを使っているAEAは、44Aタイプのアクティブ・モデル440を発表していました。アクテ…
日本に戻ってきてからの更新第一弾。時差ボケも吹き飛ばすようなDJプレイをアップします。RANEのブースから。 YouTube: NAMM09 Mike Relm on RANE Serato Scratch Live 彼はマイク・レルムという、西海岸を拠点とするDJ/ビジュアル・アーティスト。Serato S…
カリフォルニア州アナハイムよりお届けしてきたthe NAMM show 09レポートですが、現地からのレポートはこれにて終了させていただきます。あとは日本に戻ってから可能な限りアップデートしていきたいです。 ちょうど本日が共和党ブッシュ政権最後の日。明日か…
JBL PROFESSIONALからは、ニアフィールド・パワード・モニターのLSR2300シリーズが発表されていました。 ウーファー5インチのモデルがLS2325P、8インチのモデルがLS2328P、サブウーファーがLSR2310SPです。ニアフィールド・モデルはバイアンプ仕様。近寄っ…
ADAMのブースでは、小型パワード・モニターA5とのマッチングを計ったサブウーファー、Sub7が出品されていました。セットではこんな感じになります。 現在発売中の2月号では、対談連載「Cross Talk」にて「2.1chモニターを自宅で鳴らせ!」と題し小型2.1chモ…
EARTHWORKSでは、このような細長ーーーーいマイクを展示していました。FlexWandというシリーズで、単一指向、超指向のモデルがあります。 先端にカプセルがあって、その付け根と、全長の真ん中辺りがグースネック式になっています。しかもかなり可動範囲が大…
AUDIO-TECHNICAの新製品は、BP4025(写真左)とAT4022(右)いうステレオ・マイク2本。 BP4025はファンタム電源動作のプロ・ユースのモデル、AT4022は電池駆動も可能で、一般の方がフィールド・レコーディングやビデオ収録に使うのにも向いたものと言えるで…
SE ELECTRONICSのブースでは、ルパート・ニーヴ氏と共同開発したアクティブ・リボン・マイク、RNR1がありました。正確に言えば、新製品を見せてくださいとお願いしたところ、厳重に保管したケースから出てきました。 まだ資料も無いということですが、非常に…
現在はNAMM閉幕翌日の朝です。帰国に向けた出発の時間まで、できる限り更新していきたいと思います。 ドイツのBEYERDYNAMICは、マイクのカスタムメイド・システム、Manifukturを大きなスペースを割いて展開していました。ベースとなるマイクそのものはM(Y)88…
the NAMM show 09は、現地時間の1月18日17時をもって終了しました。ただいま現地時間で19日深夜1時半です。 Webでレポートを展開していたサンレコ&キーボード・マガジンほか、リットーミュージック各誌のスタッフの多くは、本日帰国の途にたちます(その…
SONIC REALITYのブースで、Ocean Way Drumsのコーナーにてアラン・サイズ氏を発見。ハリウッドにあるオーシャン・ウェイ・レコーディングスのスタジオ・オーナー兼エンジニアにして、エリック・クラプトン、アラニス・モリセット、ジョニ・ミッチェルなどを…
昨年末のInter BEEではLEXICONのFireWireオーディオI/O、I・Onix FW810Sが出展されていましたが、さらなる新製品として登場したのがスタイリッシュなUSB 2.0接続モデルのI・Onix Uシリーズです。 写真はフラッグシップ・モデルのI・Onix U48Sで8基のDBX製マ…
先のジャック・ジョセフ・プイグのセミナーが行われていたWAVESブースの前は、DIGIDESIGNのデモ・エリア。ここはいつ来てもたくさんの人が足を止めていました。ほとんどがPro Tools 8でのトラック・メイキング講座でしたが、やはり今、気になっている人が多…
ジャック・ジョセフ・プイグというエンジニアがいます。手掛けたアーティストはグリーンデイ、ブラック・アイド・ピーズ、ローリング・ストーンズ、U2、ジョン・メイヤー、メアリーJ.ブライジなどなど。オーシャンウェイ・スタジオの一室を長年ロックアウト…
ZOOMの最新ポータブル・レコーダーはH4N。製品名こそH4の後継ですが、その内容はと言えばH4とH2の特徴をうまく組み合わせたものとなっています。 90度/120度で切り替え可能なステレオ・マイク、XLR/フォーン・コンボの入力端子、ステレオ録音はもちろん4c…
TASCAMブースで見つけた新製品です。BB-1000CDという名前です。 “BB”はBoom Box(=ラジカセ)の略と思われます。本機にはフロント/リアそれぞれにステレオ・マイクを搭載していて、360度の音をPCM/MP3でレコーディングできるというもの。録音した音声のル…
ニッチな情報であることを承知でアップします。 このNAMMでMax For Liveを発表したCYCLING'74。ひそかに期待しているのは、iPhone OSへのMaxの移植です。これが実現したら、App用プログラミング言語(Objective-C)が分からなくても、iPhoneやiPod Touchでい…
ここまで取り上げきれていない、出品されていたプラグイン・エフェクトを一挙紹介していきます。 ABBEY ROAD PLUG-INS アビイ・ロード・スタジオ所有のビンテージ機材を再現している同ブランドが今回発表したのはコンプのRS124。EMI 60050A、61040B、60070B…
ここ数年、日本ではブーム再燃のテルミンですが、MOOGもテルミンの新製品をリリースしていました。最古の電子楽器が新製品、というのもちょっといい話です。 おなじみEtherwaveですが、ただの色違いではなく、Ethewave Plusというモデルです。どこが“Plus”な…
Digital Performer 6が好調のMARK OF THE UNICORN(MOTU)は、新たなソフト・インストゥルメントBPMを発表していました。 BPMは“Beat Production Machine”の略。ライブラリーのサウンドは、何とスターリング・サウンドのクリス・ゲーリンジャーがマスタリン…
先にお伝えしたSTEINBERG Cubase 5の発売は2月の予定ですが、さらに先、今年の春にはCubase 5用コントローラーがiPhone Appとしてリリースされる予定です。もちろんSTEINBERG純正で、名前はCubase RC。無償提供される予定です。同社のアーント・カイザーさ…
NAMM3日目、NATIVE INSTRUMENTS Maschineに関する取材をしました。 そこで丁寧に解説してくださったのが、NATIVE INSTURENTSのプロダクト・スペシャリストであるジョシュ・フィエルストラさんです。非常に分かりやすい説明でしたが、彼が力説していたポイン…
ジョージ・マッセンバーグ、エド・チャーニー、エリオット・シャイナーというエンジニア界のスーパー・スターですが、この件に関して補足を。 ここで彼らがコメントしていたのは、YAMAHAとSTEINBERGがMETAllianceのパートナー企業となったからです。ではその…
ALLEN&HEATHが低価格ラインとしてスタートした多目的アナログ・ミキサーZEDシリーズ。低価格とは言え、同社が培ってきたブリティッシュ・サウンドを継承したものであることは、本誌でも記事で何度も取り上げました。 そのZEDシリーズの最新モデルがZED R16。…
最近日本での発売が始まったVIOLETとJZ MICROPHONE。ともにラトビアのブランドです。 VIOLETはビンテージライクでありながら、これまでにないデザインのマイクを生み出しています。例えばこんな感じ。 これは2つのカプセルが左右についたTwin Flamingoとい…
やはり好天に恵まれた3日目が終了しました。本日は開発者インタビューが何件かあったために、会場からの更新が全くできませんでした。これから最終日の18日(日本時間の19日/月曜)にかけて、できる限り更新を続けていきます。 ここでゲストをご紹介します…
アウトボードのトピックをまとめて紹介したいと思います。 まずは写真からどうぞ! 後ほど取材で得た情報を加えていきます。●ARSENAL AUDIO R24&R20 ARSENAL AUDIOはAPIが立ち上げた新たなブランド……なのですが、外見は完全にビンテージ・ライクです。APIはA…
DIGIDESIGNでは、このNAMMで初登場という製品はありません(003 Factory Complete / 003 Rack Factory Completeという、Pro Tools LEシステムに、最初から拡張パッケージComplete Production Toolkitを付属した、500ドル程度もお手頃なパッケージがアナウン…
CAKEWALKのブースの主役はもちろん、Sonar V-Studio 700。CAKEWALK Sonar 8を中心にしたDAWシステムです。 主に、セミナー会場として多くのスペースが割かれている印象で、回を増すごとに参加者数が増えているような印象を受けます。 さすがにさらなる新製品…
先ごろソフトのバージョンが5.2となりRTASにも対応した、DSPを使用するプラグイン・システムUNIVERSAL AUDIO UAD-2。Inter BEEでも軽くアナウンスされていましたが、UAD-2 Solo/Laptopが正式に登場しました。ExpressCardのみで拡張ボックス不要なのですが、D…
FOCUSRITEはシリーズごとに製品の性格付けが明確です。Liquidシリーズはダイナミック・コンボリューション技術を生かした製品、Saffireはオーディオ・インターフェース……といった具合なのですが、その両方の長所を足したオーディオI/Oが初お目見えしました。…
2日目はWAVESのプレス・ミーティングからスタート。さまざまな製品が紹介されましたが、最も注目を集めているのはThe Tony Maserati Collectionです。トニー・マセラッティ氏本人が直々に登壇して簡単な製品紹介をしました。 詳細と動画は以下で紹介します…
NAMM2日目が始まりました。今日もいい天気。日中は暑いくらいです。 世界的に景気が悪い、特にアメリカはどん底だと言われている昨今ですが、このNAMMでは少なくとも本誌に関連する分野を見る限り、かなりの盛況で、“不景気? 何それ?”といった感じさえあ…
DIGIDESIGN/M-AUDIO/SIBELIUSブースでは、特にM-AUDIOの新製品が目立っていました。 Pro Tools 8がリリースされて1カ月経ちますが、Axiom ProシリーズのUSB/MIDIキーボード/コントローラーは、このPro Tools 8で大幅に強化された“トラック・メイキング”を…
ドイツが誇るアウトボード・メーカー、SPLもNAMMに参加していました。 昨年、Transient DesignerとEQ Rangersというプラグインをリリースした同社ですが、それに続くモデルとして登場したのがTwinTube Processorです。 サチュレーションとハーモニクスを別々…
AKAI PROFESSIONALのブースより。まずはABLETON Live 8とともにデビューを飾った“Ableton Controller”、APC40です。 ボタンは8トラック分+マスターという並びで、上から5つがクリップのトリガー、その下にストップ、トラック選択、RECアーム/ソロなど、…
高音質なベース専用ソフト音源、Trilogyが、IntelMac対応の新たなバージョンに生まれ変わりました。その名もTrilianです。発売は5月18日を予定。欧米での価格は299ドル/229ユーロとなる見込みです。 モンスター級ソフト・シンセとして人気の同社Omnisphere…
イタリアのIK MULTIMEDIAの新製品は、ギター系ハードのStealth Pedal。 見た目は昔からあるワウ・ペダルとほとんど同じで、踏み込んだ先にスイッチがある点も一緒。しかしこれはUSB接続のオーディオI/O(24ビット/44.1/48kHz対応)兼コントロール・ペダルで…
NATIVE INSTRUMENTSと言えば当初はソフト・シンセの会社として知られていましたが、現在では音源+コントローラーのシステムKore、DJ用のTraktor Scratch、あるいはギター・アンプ&エフェクト・シミュレーターのGuitar Rigシリーズなど、ソフトとハードを組…
TC・ HELICONに続いて、T.C. ELECTRONICから。 同社のプラグイン・エフェクトでは、最近はPowerCore 6000が出たこともあり、System 6000のアルゴリズムを採用した高品位なものが再び注目を集めています。実は、これらのプラグインにはDIGIDESIGN Pro Tools対…